労働のすすめ 専業向け
パチーノでございます。
仕事が忙しい。
年末に同僚が退職しほぼ全ての引継ぎを引き受けたことによるものだ。
ただでさえ年末年始は長期休暇を挟む都合仕事が溜まりやすいのだが二人分ともなると尚更だ。
最近は決まって21:00前後の退社となっている。18:00が定時であることからほぼ毎日約3時間の残業を強いられていることになる。
よって仕事帰りのハイエナが捗らない状況だ。
◾️残業代について
私の勤務先の場合、定時以降の労働に対しては1分単位で残業代が発生する。
この残業代には通常の労働時間における賃金との比較において1.25倍の賃金を支払うことが企業には義務付けられている。
22:00以降に関しては深夜手当がつくため更に1.25倍が上乗せされる。
私の場合はこの残業代を時給換算すると約2,400円となる。
これを仕事終わりのハイエナと比較してみよう。
例えば期待値1500円の台を消化するのに平均で30分としよう。すると時給換算で3,000円となる。
ただし実際にパチ屋まで行く時間と徘徊する時間を考慮するとどうだろうか。
更には2時間徘徊しても拾えないこともあるのではなかろうか。
私は職場の最寄駅周辺にある3店舗のみにお世話になっているが、一台も拾えずそのまま帰宅する時でも店から店への移動等を加味すると30分程度を要する。(大型店だから店内を一周するだけでもそれなりに時間を取られる)
また、昨今においてはツイッターやブログなどによって情報の広まるスピードが早いうえ、スマホがあればその場で期待値を調べることも容易であることからハイエナユーザーもかなり多い事だろう。
以上のことからハイエナの時給は1000円も行けば優秀ではなかろうかと思う。
そう考えると仕事帰りにおいてはハイエナするよりも残業した方が効率が良いと私の中で結論が出ている。
つまり何が言いたいかというと、仕事が忙しく残業続きで大変だけどハイエナよりも期待値は稼げているから頑張れ俺!という事だ。
こういう思考をして自分自身を鼓舞しモチベーションを維持するのが社畜としての正しい心構えではなかろうか。
ここからが本題だ。
◾️専業とサラリーマンとの比較
私の専業時代の年間収支は3年間の平均で約450万円程度だった。
稼働日数は月に28日程度だったと記憶している。
毎日閉店チェックをし宵越しハイエナのゲーム数と朝一設定狙いの狙い台を確認し、ノーマルタイプの高設定があれば22:00からでも閉店まで回したりとコツコツ努力していたつもりだ。
来る日も来る日もエバを打ち、ツモれなければ宵越しハイエナ。
イベントが無ければ朝一の潜伏確変探しと宵越しハイエナだけ。
こんな毎日を送っていると10万勝とうが10万負けようがなんとも思わなくなってくるのだ。ただ期待値を追っているだけ。
パチンコの電サポ中の玉増やしは楽しかったかな。スロットには無い技術を磨く楽しさがあった。
長く打ってないからだろうけど。
話が脱線した。
長期休暇を取ることもあったし予定があればイベントでも休んで遊んだりはしてたけど、稼働しないとお金を捨てている気分になり脅迫観念に駆られ、予定がなく稼働しない日はほとんど無かったと思う。
朝一に宵越しだけ打ってスーパー銭湯で昼寝してから育ってきた宵越しをまた探しに行く。なんていう緩い稼働も多かったけど。
まあそんな感じで勤勉な私がこれ以上は稼働をできないだろうという限界の日々を過ごしてようやく手にするのが450万円だったのである。
この時期が約9年前になるが、この9年間スロプーを続け鍛錬を重ねていたとしても大きく変わらなかったであろう。
9年前に就職した1年目の年収は約300万円であった。ここから税金も引かれる訳だ。
※一年目の住民税は前年の所得に対してだからスロプーの私に住民税は発生しなかった。安易な職歴詐称はバレるから気をつけよう。
この時は何度スロプーに戻ろうかと思ったことか。結果として約3年勤め年収500万円近くになった。
その後、同業のすこし畑の違う会社へ転職し4年勤め約700万円の年収となった。
現在はまた少し畑の違う会社にて2年勤め500万円程の給与を得ている。
年収を下げて転職した理由は色々あるがいつかのパチーノ物語で綴るとしよう。
9年も経ってスロプー時代と年収が変わっていない。更に税金も引かれていることからむしろ下がっているという事になる。
ただし休日が増えたのだ。
年間休日120日以上に加えて有給を合わせると140日近くが休みとなり、勤続年数の増加に伴い有給も更に増え最終的には約146 日が年間の休日数となる。
そしてまだまだ先は長く希望が叶うかも不明だが課長職になれば年収700万円程度、間違って部長職になれれば1000万円近くになる。
いくらスロプーを頑張っても年間146日休んで年収700万円〜1000万円というのは非現実的ではなかろうか。
それが普通の会社員であれば現実的な目標であり、146日ある休日に稼働することもできる。
これだけ休日があれば全力を尽くせば、スロットで100〜200万円稼ぐのも現実的と言える。
また、スロプー時代には苦痛となっていた稼働が仕事の息抜きにもなるし、俺はいつでも会社を辞めて食べて行けるんだぞ。という謎の自信にも繋がり、現役時代よりも少し楽しんで稼働できている。
福利厚生の部分で言えば当然交通費は出るし、インフルエンザにかかっても若干給与は削られるが前述の有給以外の休暇も取得可能だ。
怪我をしても労災が下りる。
更には社会保険料、厚生年金の負担なんかもある。
あとは仕事をすることにより利害の関係する人間とのやり取りが発生する。
スロプー時代は失敗しようが成功しようが自分の事なので極論どうでも良いが、仕事となると自分のミスで顧客や取引先に迷惑をかけ、上司に頭を下げさせ、会社に損害を与え、同僚に白い目で見られるようなリスクもある。
非常にスリリングな場面に遭遇することも多くスロプー時代よりも刺激的な日々を送れることだろう。
逆に自分の成果により会社に対して数千万円もの利益をもたらせる可能性も普通にあるのだ。
そうした利害を考慮した中での仕事は意外と面白いものだと考える。
ただし社会人であるが故、自分の意図したとおりに仕事を進められないこともあるし、上司に公開指導を受けることもあり、胃痛と戦いながら一晩中仕事のトラブルのことを考えてしまい夜眠れないような事も一年に数回は発生する。
サラリーマンは相対的には良い選択だと考えているが決して楽では無いので勘違いしないように。
◾️スロプーのメリット
スロプーにも当然メリットがある。
1.責任が無い。誰にも迷惑をかけないのだから気楽。
2.面倒な時は休める。遅刻できる。
3.美味しい台がある時に全力で稼働できる。最近だと北斗のハイエナとかかな。
4.頑張っただけ収入が増える。これに関してはサラリーマンでも歩合制の仕事であれば同様と言える。
5.税金がかからない。
冷静に考えて本当に羨ましいと思える。
◾️スロプーのデメリット
1.年収の上限が見えてしまい、その額が一般的なサラリーマンより低い。
2.体が資本
3.ホールや規制次第で状況が変わる
4.将来が不安
5.社会的信頼がない。ローンが組めない。
6.少し恥ずかしい
思いつくのはこんなところ。
冷静に考えてみてスロプーのメリットのほうが魅力であれば天職なのだろうし、少しでも不安があれば就職してみても良いだろう。
我々はいつ仕事を辞めても食い扶持には困らないのだから軽い気持ちで就職してみるのも有りではなかろうか。
会社員も意外と楽しいかもしれない。
ではでは